ここのところの晴天続きで、まるで岩盤になってしまったかのように硬くしまったにんにく畑。
朝6時から11時まで。そして気温の上がった真昼間を避け15時頃から19時頃まで、ただひたすら 修行のように硬くしまった土から、にんにくを掘り出す。 畑の持ち主のおばあちゃんは、「ありゃ、こんなに硬い土になっちゃってえ・・・、大変だねえ」といいながら 抜かれたにんにくのヒゲを、ひとつずつきってくれる。ありがたし。 畑仕事なんて慣れているにもかかわらず、手には血豆。 手首はジンジン、コシはがくがく。こんなん、久々。 で、ようやく本日すべて終了いたしました。いやあ~ちかれたあ。 種にんにくは昨年の9月に植え、収穫は今年の7月末。つまりほぼ1年かけて大きくなる。 土の栄養をじっくり吸いながら、ゆっくり大きくなるのだ。 これが人間には活力に繋がる滋養を生み出す元になる。 にんにくは肥料をやれば太るし、少ないと小さい、とされる。 無肥料栽培の場合、もともとの地力が鍵を握る。 北海道の場合、明治維新後に歴史が始まっているようなものだから 古くても曾おじいちゃんが開拓したような環境で、内地(北海道では本州の事をこう呼ぶ)の畑と比べると その疲弊度は、比べ物にならないほど浅い、とある有機農家が言っていた。 本当だと思う。 これは野菜を作ったり、草を抜いたり、野山の植物を見たりしていると確信できる。 北海道の土には、なんだか得体の知れない魅力がたっぷり詰まっている気がする。 北海道開拓民のフロンティア精神が、まだ残っているのかも。 あさ、まだもやが晴れないうちから畑に出ると、きのうはなかったくもの巣が頭上に。 一晩で良くまあこんなキレイな模様を描くものだ。 近くに詰まれた牛ふん堆肥から、ヒトヨダケというきのこを発見。 夜のうちに出て、朝から溶けだし、昼には消えてなくなる不思議なきのこ。 可食・・・らしい。でもいやだわ。 早朝、早起きは三文の徳とは本当だと思う。人がドヤドヤと動き出す前の ほんのわずかな時間。昼間よりも、ちょっとおいしい空気が満ちております。 さあ、又すぐにんにくを植える9月がやってくる。 取れたてにんにくを食べて、元気百倍!レッツ農! 追伸:8月名古屋に戻ったら、北海道産にんにくのパワフル料理をしこたま作ろう。 皆さん、お楽しみに。うちの父親はにんにくが大好きで、しょうゆ漬けからはちみつ漬けまで ぼりぼり喰う。周りが、次の日くさいからやめてくれと言っても「食べた本人はくさくないから 全然大丈夫だ。」といって、遠慮しない。なるほど、説得力がある(?)。 大将 ヒロ
by t-m-i
| 2011-07-30 21:43
| 大将ヒロの報告
|
INUUNIQ公式ホームページ
カテゴリ
全体 INUUNIQまでの道のり INUUNIQのごちそう INUUNIQのおみやげ INUUNIQのスケジュール INUUNIQのイベント情報 INUUNIQの日々あれこれ INUUNIQの畑 INUUNIQのお友達 INUUNIQ2号店 陽菜 甚目寺観音手づくり朝市 なやばし夜市 大将ヒロの報告 以前の記事
2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 more... 太陽と月
お気に入りブログ
検索
その他のジャンル
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||